札幌 二世帯住宅 リフォーム | 姑vs嫁とならない二世帯住宅
2012年5月14日
こんにちは、札幌 リフォーム・ラボです。
二世帯住宅の間取りの基本タイプは「内階段分離タイプ」「外階段分離タイプ」「完全共用タイプ」「長屋タイプ」と大きく4つに分類でき、前回の「札幌の二世帯住宅 リフォームは4タイプ」では「内階段分離」と「外階段分離」のお話をしました。
今回はその続きです。
(3)完全共用タイプ
この二世帯住宅はキッチン、お風呂、洗面脱衣室や玄関などの全てが共用で、かつては最も多い二世帯住宅の間取りがこの「完全同居型」でした。
キッチン、お風呂、洗面脱衣室、玄関などを一カ所づつの計画できるので、この4タイプのなかで最も建築費を低めに抑えることのできる二世帯住宅です。
この間取りの二世帯住宅をプランする場合には注意点があります。
一つ目は、二世帯 双方の一定以上のプライバシーの確保。完全共有は4タイプの中で最も二世帯の距離が近い(独立性が低い)タイプであり、二世帯の部屋や壁の配置に配慮した設計をしなければお互いに窮屈な思いやストレスを感じてしまいます。
二世帯それぞれの生活ゾーンの間にリビングやホールなどを介すことで二世帯の間に一定の距離を確保すること、あわせて各生活ゾーンを区画する壁や壁の内部に遮音性能のある建材を使用する必要があります。
また、二世帯が共用するキッチンの他に、親の生活ゾーンにミニキッチンを設けるとお互いの生活リズムを保つことができます。トイレも同様です。
二つ目は、完全共用タイプの二世帯住宅 特有の設計上の留意点。二世帯がスムーズに集うことができるリビングやホールなどの共有スペースに配慮することです。前述のようなプライバシーを保護しつつ、同時に二世帯がコミュニケーションをとれるようにするという、矛盾するようなバランス調整がリフォーム計画上求められます。
この点を考慮せず設計してしまうと、「距離が近いのに、孤独」ということになりかねませんので二世帯で意見を出し合いながらリフォーム会社の設計士と十分に話し合ってください。
(4)長屋タイプ
この二世帯住宅は左右横方向に二世帯を分離・隣接させるタイプです。
それぞれの世帯を外壁(防火構造など)で区画して、その間の空間に中庭や屋根付きのタイル敷きのテラスを設けるなどの使い方もできます。
二世帯ともそれぞれ二階建てに計画することができるので、独立性が高く、それぞれが区分所有登記ができる場合もあります。(区役所など要確認)
このタイプの二世帯住宅の計画は、完全独立した住宅に限りなく近づけることが可能である反面、コミュニケーションの欠如が懸念されるので、その点への配慮が求められます。
加えて、独立性が高い二世帯住宅ということは、キッチン、お風呂、洗面脱衣室などの設備が2つづつ必要であり、かつ建築面積が大きくなる傾向となり建築費が大幅に上昇することとの兼ね合いを正しく判断しなければなりません。
■ 姑vs嫁とならない二世帯住宅
二世帯住宅の計画は、お嫁さん夫婦がその親と同居する二世帯住宅の方が入居後の生活はうまくいく可能性が高くなります。
しかし、例えお嫁さん夫婦とその親との同居であっても「実の母娘だから大丈夫」というだけで二世帯住宅の計画をすすめてしまうことの問題点はお話しした通りです。さらに、息子さん夫婦とその親との二世帯住宅の場合、細心の配慮が求められ、留意すべき点は多岐にわたるという認識をもって計画することが重要です。
札幌で戸建住宅のリフォームをお考えの方で、二世帯住宅へのリフォームをご検討している場合には、双方の世帯が集まり、二世帯住宅への思いを包み隠さず発言し、大いに議論をすることを忘れないでください。
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