札幌の二世帯住宅 リフォームは4タイプ
2012年5月12日
こんにちは、札幌 リフォーム・ラボです。
以前お話しした「札幌の二世帯住宅リノベーションを成功させる方法」では二世帯住宅 リフォームを検討する前に認識しなければならない、「夢と現実とのギャップの把握の必要性」についてお伝えしました。
今回は、札幌で戸建住宅のリフォームをお考えの皆さんのなかで、二世帯住宅のライフスタイルの違いによるギャップをしっかりと認識し、実際に計画をすすめようとする方に向けて二世帯住宅の間取りの考え方についてお話します。
■二世帯住宅のプランは4タイプ
二世帯住宅の間取りの基本は「内階段分離型」「外階段分離型」「完全共用型」「長屋型」と大きく4タイプに分類できます。
(1)内階段分離タイプ
建物の内部階段によって上下階に分離する二世帯住宅。
かつては安全性や移動距離を考慮して、親が1階、子どもが2階で生活するのが一般的な二世帯住宅でした。
階段の上り下りの苦痛からの解放、玄関からの部屋までの移動距離が短くて便利、などが理由の二世帯住宅でしたが、最近では必ずしもそうではありません。
周辺の環境にもよりますが、2階の方が日照や眺望、風通しなどの居住環境が良好であることから2階に親の居住スペースを計画することが増えてきています。
さらに現実的なお話として、生活リズムの異なる二世帯住宅では、早めに床につく親世帯にとって2階の子ども(孫)の足音が気になるとの声が多いこともあります。
よって、親が元気で階段を上り下りできる期間は2階に、歳を重ねて上り下りが大変になってきたら子ども世帯と入れ替わるという考え方も検討に入れてみてください。
このタイプの二世帯住宅の玄関の取り方は「共用」と「別々に2つ」が考えられます。
共用の場合は玄関ホールをコミュニケーションの場として計画することが重要となります。
別々に2つ設ける場合には、二世帯住宅の敷地に入ってから玄関ポーチまでのアプローチは一緒、同じポーチに玄関ドアが並んでいる配置と、アプローチからポーチ、玄関ドアが離れている配置とがあります。
この二世帯住宅は玄関ホールも別々ですので、コミュニケーションをとる場合には、いったん外に出て別世帯のポーチを訪ねることとなります。
二世帯住宅の融資条件となることもありますが、融資とは無関係の場合でも、わざわざ外に出ることなく建物内部で行き来できる連絡口を設けるなどの検討をおすすめします。
(2)外階段分離タイプ
このタイプの二世帯住宅は「内階段分離タイプ」と同じく上下階に分離する二世帯住宅。
ただし、階段の配置が異なり、建物の外側に階段を設けることから、2階で生活する世帯は1階に立ち寄ることなく直接2階に上がり、2階に設けた玄関から建物内部に入ることとなり、内階段分離タイプの二世帯住宅よりも各世帯の独立性が高いプランになります。
各世帯の生活リズムを崩すことなくプライベートな時間を確保できる反面、同じ屋根の下に住んでいる二世帯住宅なのに全くコミュニケーションが取れないなどの悩みがでてくる可能性もあります。
この辺りは二世帯が集まり、リフォーム後の生活をイメージしながら意見を出し合い、双方納得できる二世帯住宅の階段の形態を決めるようにしてください。
ちなみに、外階段分離タイプを選ばれる理由として「将来、賃貸として利用したい」というものもあります。
二世帯住宅の残り2タイプは次回に続けます。
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